ひとえにネット集客と言っても、具体的な集客施策は2つに大別されます。
1つ目は「お金をかける施策」です。「お金をかける施策」とは「広告」による集客手段を指します。リスティング広告やFacebook広告、リターゲティング広告など、多くの広告が存在します。
2つ目は「時間をかける施策」です。これは「コンテンツ」による集客方法を指します。具体例としてはYouTubeへの動画投稿やビジネスブログの更新やコンテンツの積み上げによるSEO対策といった取り組みが挙げられます。
これら「広告」と「コンテンツ」による方法はメリットとデメリットが存在します。
お金をかける施策
メリット
成果が出るまでの時間を短縮できる点です。ネット広告だと、早ければ即日で広告掲載を始めることができるので、短期的に露出量を向上させ、集客を伸ばしていけるのが魅力です。
デメリット
費用が発生することです。広告費はどうしてもかかってしまいます。
時間をかける施策
メリット
多額の費用が発生しない点が大きな魅力です。コンテンツは時間が経過しても、見込み客を集客するための導線は残り続けます。広告の場合は、広告費の投下をやめてしまえば、集客導線が途絶えてしまいます。つまり、集客資産として蓄積され続けると言うことになります。
デメリット
やはり時間がかかる事です。コンテンツを集客資産として形成するまでに、コツコツとブログ等を更新し続けなくてはなりません。相応の努力と時間が必要になります。
バランスよく取り組む
行政書士のような、専門性の高い業種については基本的に「時間をかける施策」を中心に取り組む方が成果につながりやすいです。一方で、先ほどお話しした通り、一定の時間がかかるうえ、結果の見えない作業をひたすらにコツコツ積み上げない作業であることもあり、実際にはそれができている人は少ないです。
おおよそ毎日発信し続けて、成果が出るのは6ヶ月ほどと考えていただければ。と思います。
したがって、その間の対策として、「短期的な集客施策」も検討に入れるべきです。コンテンツから集客に取り組むことと並行して、補完的に広告の集客を図っていきます。そして、やがてブログやSNSの発信、YouTube等のコンテンツとしての集客が育っていけば「広告による集客」に頼らずとも見込み客を集められるようになります。集客施策を「コンテンツ」にだけ絞り込み費用を抑えるもよし、「広告」も継続的に活用してより集客を伸長させることもできます。
両者の集客施策のメリット・デメリットを理解し、バランスよく取り組んでいくことが大切です。