キーワードとは
キーワードとは「検索する言葉」のことです。Googleであれば「検索エンジン」、SNSであれば「#(ハッシュタグ)」にあたります。潜在顧客にあたる人は、そのお悩みや知りたいことを検索します。そこで、そのキーワードにあった内容のページが表示され、そのページを見て「いいな」と思ったら、ご依頼に繋がる。といった流れになります。「キーワード」を意識した情報の発信。というのはホームページの検索上位に組み込むためにも、とても大切な要素になります。
キーワードから市場規模を把握
では、自分が狙いたいキーワードはいったいどれだけの検索数があるのか?という事をまず調べなければいけません。
そのツールとして参考までに、ご紹介させていただきたいのが「アラマキジャケ」というサイトです。
実際に利用してみるととても簡単なのですが、例えば「相続」と検索するとします。そうすると月間推定検索数が「Googleでは39,600」「Yahooでは9,900」と出てきます。さらに、検索1位を獲得すると「Googleだと16,751件」「Yahooだと4,188」というのがわかります。この数字は推定で見込まれる月間の「依頼件数」と考えてもらえればと思います。だいたい35%程と言われております。よって、1位を獲得すると月間でおおよそ16,751件の依頼が見込まれる。という事になります。
しかし、月間推定検索数が多いということは、それだけ「ライバルも多い」事も意味します。何年も前から戦っている、多数のライバルがひしめき合う中で戦うのは圧倒的に不利です。なので、まずはもう少しキーワードを絞って自分でも戦えそうなキーワードを探してみることが大切になります。例えば「相続 札幌」で検索するとGoogleでは208件となっています。さらに「遺言書 札幌」でみるとGoogleで8件となっております。
少し違う角度で「相続 無料相談」で検索してみると、Googleで576件となっております。これであれば、「札幌 相続 遺言書 無料相談」のキーワードを散りばめて情報発信すると、何かしらで検索エンジンに引っかかる可能性が見込めるかな?という推測もたちます。
このように、検索状況を様々な角度からキーワード確認し、どのキーワードがどれだけ検索されているのか、そして複数の類似キーワードを検索して、検索市場を確認し実際にどのようなホームページが1番上に表示されているかも確認しましょう。そこで見てほしいのがデザインや見やすさも大切ですが「記事の質と量」です。自分でも勝てそうか、そうでないかを判断し、キーワードを選んでみてください。
言葉のライフサイクル
製品にライフサイクルがあるように言葉にもライフサイクルが存在します。一般的にGoogleなどの検索エンジンで言葉を調べる時、何かしらの必要性をもって検索しています。Googleには、世界中から調べられた検索語が、膨大に蓄積されています。なのでGoogleに集められた検索数の推移がわかれば、その言葉のライフサイクルがわかる。という事です。
調べ方はとても簡単です。「Googleトレンド」というページの検索エンジンに、自分の調べたい「キーワード」を入力するだけです。
すると、そのキーワードの検索状況のバイオリズムが見えてきます。「相続」のような検索状況がある程度定まったものは、よほどの事がない限り一定の数値が出ますが、「流行語」等のトレンドについては激しい曲線を描きます。ここで確認できるのは自分の気になるキーワードを検索できるだけではなく、直近のどのようなキーワードが急上昇したのかも確認できるところです。多くの大衆が今、何に興味があるのか、どんな感覚なのか、を知るだけでも、記事に乗せる情報やキーワードの選定に役立つと思います。
少しマニアックな内容になってしまいましたが、ホームページのSEOを強くし集客に繋げるうえで大切な事になります。以上の事からも分かる通り、よく耳にする「SEOが簡単に上がります」と謳っている制作会社は要注意です。
SEOは絶対に簡単に上がるものではありません。地道な情報発信の積み重ね(資産の蓄積)とキーワード選定や、その他様々なことが重なって徐々に強くなっていくものです。(※5年ほど前であれば、クローラーも賢くなかったので簡単に上げる裏技みたいな方法は存在しましたが。。)
ぜひ、自分でホームページを運用している方や、検討してる方の参考になれば幸いです。