2つの分類に分かれる
最近では、無料または非常に安価なツールで、ホームページを作成することが可能になりました。一方で自分で作ってみた&制作会社に依頼して「ホームページを作ったけど集客に結びつかない」と思っている方も相当数いらっしゃいます。ホームページはただ作成するだけでは、集客には結びつかないのが現状です。集客に結びつかせる為の代表的な運用方法としては「SEO」「リスティング広告」「SNS」がありますが、作成後の運用段階の前に非常に重要なのが「そのホームページは集客型で作られているか」という点です。
色合いやデザインの綺麗さなど、見た目の部分ばかりに気を取られてしまいがちですが、会社案内のパンフレットやチラシをそのままホームページ化しただけだと、売上や顧客獲得という本来の目的に貢献しないものになってしまう為、注意が必要です。
ホームページには「デザイン型」と「集客型」の2分類に分かれます。
では、「集客型のホームページ」とはどのようなものなのか?についてお伝えします。
以前にも「良質なコンテンツとは?」という運用面でSEOに着目したお話をさせていただきました。今回は土台となるホームページを作る際に、集客を考えるうえで大切なコンテンツについてご紹介させていただきます。
「売り」や「強み」
同業事務所との違い、つまりは差別化となるポイントを示す必要があります。ウェブ上では「必ず比較される」という事を前提に、「他事務所とは違って、どのような点で優れているのか?」や「何を売りにしているのか?」を伝わりやすく掲載する必要があります。例えば「〇〇行政書士事務所が選ばれる5つの理由」みたいな項目で優位性をアピールする等です。なるべくトップページの上段のすぐ読める位置に掲載するのがポイントです。
課題解決
行政書士のホームページを来訪する人は必ず、何かしらのお困りごとや相談したい事を持って訪れています。このニーズに応えるコンテンツを用意することで、見込み客との関係性を深めることができます。例えば相続について「遺言書について知りたい」という場合には、遺言書の種類や公正証書遺言の作成時の注意点や書き方、秘密証書遺言の注意点等、詳しく書いてあげる事をお勧めします。ほとんどの行政書士事務所のホームページをみると、「費用」しか書いてないサイトが多いため、いち早く対応することで差別化にも繋がると思います。
見込み客へのオファー
よくマーケティングの分野で「フロントエンド」と「バックエンド」という言葉が出てきますが、ここでは「フロントエンド」についての話になります。簡潔にいうと「バックエンド(得たい成果)」を獲得するために「フロントエンド(見込み客へのアプローチ)」に着目し対応する事です。
例えば、他の企業でもエステサロンだと「期間限定で10万円のコースを初回無料で提供します」や、行政書士や士業の業界ですと「セミナー収録動画を無料進呈」、「初回はご自宅まで出張相談(無料)します」等、よく耳にしますよね。ホームページによくある「お問合せはこちら」「資料請求はこちら」という窓口以外に別の窓口も作成し、見込み客をリードするだけでなく、間口を広げる狙いがあります。
更新性
ネット集客で成果を上げるには、自社のホームページが検索結果の上位に表示されるように育てていく必要があります。そのためにはホームページ自体に更新性があることがとても大切になります。SEO(検索エンジン最適化)において「情報の質と量」は表示上位にあげるために必要不可欠です。
更新のしやすさや、SEOに最適化した構成を考えると「WordPress」を利用するのがお勧めです。SEOの開発者であるマッツカッツ氏も「WordPressのSEO最適性」について言及しているくらいです。
お客様の声
以前の記事にも掲載しましたが「お客様の声」です。見込み客側から見た時の「信憑性」に繋がります。第三者による客観的なコメントこそが、見込み客の背中を押してくれる強力なコンテンツとなります。なお、なかなか難しいところではありますがなるべく「実名」「写真入り」で出来ると理想的です。又、簡単でいて、お客様の目に止まるのが「人の写真」です。
「代表挨拶」や「スタッフ紹介」ページでは、その人の顔写真を乗せるだけでも、無機質な文字しかないコンテンツと比べ、圧倒的に目に留まる、読みたくなるようなものに仕上がります。読み手は「どのような人がサポートするのか?」が気になるものです。
以上の5つになります。「WEB集客型」のホームページになっているか?、自分でカスタマイズする際やホームページを依頼する時は是非、参考にしてみてください。(もちろん依頼をいただき私が制作する際は、上記の事もふまえて制作します笑)